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そんなわけでアウトプットする機会を捻り出すぜっ! 笑


不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫 (や-5-40))不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫 (や-5-40))
(2009/03)
山崎 豊子

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読みました。
山崎豊子さんの作品は『沈まぬ太陽』にちょっと馴染めなかったので敬遠していたんだけど。
最近骨太な本も読みたくなったので手を出しました。
さくらももこと角田光代ばっかりだったからね。笑

そしたらなんとも面白い。
旧陸軍の重役として戦後を迎えた主人公の労苦が、積み重なるように伝わってくる。
坦々と事実を伝える文体が、逆に感情を表しているようで。
歴史を下地にした物語の厚みと、著者の感性と技術。
それらをあけっぴろげにせず、抑制の中で伝えきる、力強さを感じる一冊でした。

戦争と昭和を、知っておきたいと思う。
自分の立ち位置を定めるためには、それが自分にとってすっきりくるから。
自分を形成する色んな土台とつながりがあって、人によって一番強く意識するものの上に腰を落ち着けるものだと思うのだけれど、
そういう文脈の上に自分はいると思う。思う、というより、感じる。
「国家人」なんて言葉が浅はかに聞こえない重厚さを、この作品は持ってる。
この感覚を意識しておきたい。
日々の生活では、そりゃ、実感しにくいから。

そういう意味で、1巻後半からの商社編はちょっと馴染みにくい。
主人公と同じように、軍と商社の隔たりを埋めるものがまだ見つからない。
そういうのも含めて、2巻には期待大。



はい。はいはいはい。







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