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2011.01.12
あけましておめでとうございます。ことしも(ry

笑。

2011年はですね。基礎を固める時期にしたいと思います。
固める為に、具体的な行動を。
知識を、資格へ。議論をして、アウトプットを。体験から、セミプロへ。

・簿記1級
・証券アナリスト
・中小企業診断士
・読書(3月までに仕事関係で20冊)
・美術検定
・近代美術館ガイドスタッフ
・漆、藍染、陶芸、ガラス、和紙
とりあえずはこの辺。

体力づくりもしなきゃなあ。。



そんなわけで、まずは書評。

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
(1991/08)
戸部 良一、寺本 義也 他

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結構時間がかかりました。
「日本軍が大東亜戦争でなぜ敗けたのか」に答えようとする一冊。
6つの事例を検証しつつ、日本軍の欠点、敗戦の原因を明らかにする。当該戦争の分析では、「なぜ敗けたのか」よりも「なぜこの戦争を始めたのか」に対する研究の方も多い。物量的に大きく勝るアメリカ連合軍と戦争をしたことが決定的な問題であるとして、後者の問題を研究する向きが、特に政治学的なアプローチでは多い。対して前者、本書の問題意識は、軍事史研究で用いられるものであり、政策よりも戦略、戦略よりも戦術とより個別具体的な事象に焦点が当てられる。
本書はこうした違いを踏まえ、歴史学に依らないアプローチで「なぜ敗けたのか」について分析することで、新しい視座が得られるのではないかという試みに取り組んでいる。組織論、政策決定分析といった理論と、軍事史研究という歴史学を統合した分析が為されている。

6人の著者は日本軍の戦略、組織について本書としての結論をまとめているが、個人的には日本軍の「情緒的で、精神的」であること、であると思う。
人間関係に過度に重きが置かれた組織は適切な人材配置と合理的な判断を妨げた。意思決定に際しては空気、遠慮といった要素が大きく影響し、陸海軍、大本営と戦場において目標の共有ができていなかった。
特に合理的判断では、日露戦争の経験に対する判断が問われている。あの戦争での奇跡的な勝利に拘泥し、同じような戦い方を固持する意見が強く、これに対し全うな反対意見が出ない、或いは決定されなかった。この辺は「坂の上の雲」との絡みで非常に興味深い。

本書はまた、日本軍の欠点は現代の日本の組織、意思決定にも解決されないまま残っていると指摘する。グランド・ストラテジーが欠如し、個別の事態に帰納的に対処する日本軍の特徴は、戦後政治・外交が現状維持を続け、大きな変化に対し自身のポジションを捉え直し新しいビジョンの基に行動できない様子と同じである、とする。冷戦以前は環境に大きな変化が無く、寧ろ帰納的な対処の方が調整が効き有効であったが、湾岸戦争で見られたのは新しい国際秩序において自身のポジションを見出せない日本の姿であった。
自己変革能力の欠如は今でも日本の深刻な問題だ、として本書は締め括られる。



もうね、論理的。緻密な分析がされていて、感情論に流されない。
緻密すぎて細かいところは飛ばしてます。笑
データも充実していて、分析だけじゃなく単に知識を得たい場合にも有用。
もともと手に取ったきっかけが、戦争についてもっと常識を知って、意見を持ちたい、っていうものだったので。
知識と考え方を今後深める上で、大事な一冊になりました。
別に分析をしたいわけじゃないから、これがゴールではないんだけどね。


読むぞー!
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